SHURO_004
髙野F
マンガ家・ミュージシャン・詩人……など様々な分野で活躍するアーティストが「SHURO」という言葉からイメージして創作するシリーズ。
こちらは「ウサ太夫」の作者である髙野Fによるアート・ワーク。元々、シュロの木に関心のあった氏による、イラストレーションをご覧ください。
<作者の言葉>
個人的にシュロのどこに魅力を感じるかというと、はじめてシュロという植物を意識したときの、記憶の中にありそうでない自分との「距離感」、それを埋めようとつい街中で探してしまう「体感」そのものの「シュロ感」にあると思っています。それを絵に出したくて直接的に描かずピントをぼかし、何にもわからんウサ太夫にはポカンとしてもらいました。
手前の木はビロウとヤエヤマヤシです。沖縄にはシュロが殆ど無く(髙野Fは沖縄在住)、輸入した外国のヤシを除き元々自生しているのがこの2種類しかないためはっきり思い出せるのはどうしてもこちらになります。これらが本土のシュロとどのような関わりがあったのかも興味深いです。
漫画家
髙野F
たかのえふ
沖縄県在住。イラストレーター、漫画家。’15年頃から発表している”ウサ太夫”のイラストシリーズがSNSを中心に人気を博し、LINEスタンプやオリジナルグッズを展開。’19年夏に制作した同人誌「ウサ太夫(1)」を元に翌年3月に初の単行本をリリース。