SHURO_012
七癖みり
漫画家・ミュージシャン・詩人…など、
様々な分野で活躍するアーティストのARTWORKを紹介するシリーズ。
今回は大人気イラストレーターの七癖みりさんに「異世界×シュロ」をテーマに執筆いただきました。
オリエンタルにも、西洋的にも、和風にも見える瑪瑙のドレス、トキシックな瞳と肌…。
古来、西洋におけるナツメヤシは日本で「シュロ」と訳されてきていて、それは厳密には日本に群生する「棕櫚」と異なるものですが、そのコンセプトが面白い。
日本でシュロと訳されてきた「ナツメヤシ」は西洋だと「殉教」のモチーフで、画面には生と死を表す白蛇が溶け込む。
ドレスの瑪瑙(めのう)が現実と異世界との境界線…結びつきを曖昧にして、ふたつの世界を掛け渡している。
イラストレーター
七癖みり
ななせ・みり
ゲーム会社を経て独立後、フリーランスイラストレーター/アーティスト/キャラクターデザイナーとして活動中。
「勘米良優助」名義で漫画『夜凪さんのよなよな餃子』を執筆している。
代表作に『神式一閃カムライトライブ』/ゲーム内作画制作・監修(2016~2019年)、アイドル「NARLOW」1stステージ衣装デザイン・イラスト。『WEIBO NATIVE ILLUSTRATION』 翠カバーver.表紙など。
装飾物やファッションに関心があり、個人制作はアクセサリーを纏った凛々しい女性の描画を中心に制作中。
Twitterアカウント:@Plul_Qdqdvh