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フランケンシュタインの男

川島のりかず

フランケンシュタインの男

1980年代サイコ・ホラーの傑作!
伊藤潤二先生推薦!

都市生活に疲れたサラリーマンが、心療内科で少年時代を思い出す「フランケンシュタインの怪物」にご執心のお嬢さんと、禁じられた遊びに興じて…

フランケン!フランケン!

の怒号とともになだれ込むクライマックスは必見!! 恐怖、熱狂、郷愁、お嬢さん、劣等感…全部揃ってます!

しかし著者が消息不明!

ひばり書房というホラー・マンガ出版の老舗に彗星のように現れて消えた川島のりかず。21世紀に入ってから再評価され古本の価格が急騰。中でも絶筆『中学生殺人事件』は過去に33万円で取引されたこともあります。ながらく復刊が望まれてきましたが著者は消息不明。その生死もわかりませんでした。この度、ご親族の方とコンタクトが取れついに復刻されます!

著者略歴や解説などの文章記事も20ページと充実!

・編集後記(出版経緯)
・川島のりかず略年譜
・ホラー・マンガ・コレクター緑の五寸釘氏による、川島のりかず推薦図書
・川勝徳重による解説文
※電子版は記事に掲載された図版や写真がカラーになります。

伊藤潤二先生の推薦文

主人公の身の回りに姿を現す血みどろの少女…「ひばりコミックス怪談シリーズ」ならではの怪奇な導入がそそられます。そして物語はさらに深いテーマへ。望まれない人間が、本来の自分を求めてさまよう物語。それが「フランケンシュタイン」の怪物に重ね合わされ、破滅へ突き進む…恐ろしくも悲しい物語です。

(本作は1986年にひばり書房から出版された同名のコミックスの復刻本です。オリジナルは新書判ですが、A5判にサイズを大きくしております。オリジナルをスキャンして復刻しているため、見づらい点もございます。ご了承ください。)

漫画

川島のりかず

かわしま・のりかず

 静岡県生まれ。本名、川島範一(かわしま はんいち)。1981年『漫画コミック』(芳文社)にて漫画家デビュー。同社にて4本の短編漫画を書き下ろした後、1983年から1988年かけて、ひばり書房で29冊のホラー漫画を描き下ろす。『フランケンシュタインの男』は1986年に「HIBARI HIT COMICS 怪談シリーズ」の一冊として出版された。

川島のりかず

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