恋とか夢とかてんてんてん 2.
世良田波波

無様な彼女を笑いますか、
それとも愛しますか。
29歳、コンビニバイト。夢も持てない毎日に、
好きな人だけが輝いて見えた。
たとえ、その人がクズだとわかっても。
その恋は、彼女にとってたしかなたしかな光でした。
ーーどれだけインターネットで検索しても、
うまい生き方なんてわからない。
恋の“激痛”を体験したことのあるすべての人へ。
誰にも話せない想いが、ここにある。
・・・・・2巻のあらすじ・・・・・
29年間生きてきて、
生まれて初めて猛烈に好きになった人から
じつは婚約者がいると告げられた。
混乱するカイちゃんだが、この恋を
どうしても手放すことができない。
好きだった絵を描くことも
とうの昔にやめてしまって、
特にやりがいがあるわけでもない
アルバイトを続けるだけの今、
この恋だけが、彼女の生きる希望と
なっていたのだが……。
愛されたい、愛されない、その狭間で。
今日も悶々と転がり続ける大阪の日々。
漫画家
世良田波波
せらた・なみなみ
兵庫県明石市出身。18歳で上京し、その後紆余曲折あり大阪で暮らす。現在は東京都在住。2006年に『アックス』(青林工藝舎)にて誌面デビュー。今回が初長編連載となる。
